岩内あれこれ

2018年8月 7日 10:06

ここ何年かは、7月には毎年岩内に出掛けている。

とある縁で知り合った佐々木達也氏の招きによるもので、夏のビール祭り参加する

為にだ。

毎年通っていると、そのつどいろいろな岩内を知ることが出来ます。

元国鉄マンとしては昭和60年に、大正元年から73年間走り続けて来た鉄道が

廃止になった事。

岩内線は、函館本線小沢駅から分岐し四停車場経て終点岩内に辿る。

人の往来は勿論、水産加工品、茅沼炭鉱の石炭、アスパラガスなど全道に向けた

貨物輸送にも活躍した。

今も途中駅の幌似に木造に駅舎とホームが当時のまま残されている。

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岩内は文化芸術面で話題も多く、有島武郎の小説「生まれ出づる悩み」のモデルの

木田金次郎と云う漁夫画家の存在、昭和29年の岩内大火と函館の洞爺丸台風を

モチーフにした水上勉小説「飢餓海峡」、他には岩内高原ホテルに隣接する荒井

記念美術館ではピカソの版画展示、国際画家といわれる西村計雄美術館、有島の

生まれ出づる悩み美術館が有る。

歴史的には、明治の初め頃北海道開拓使のお雇い外国人トーマス・アンチセルが

地質調査中に岩内で 日本初の野生ホップを発見した事も興味深い歴史です。

勿論忘れていけないのは、明治後期が最盛期だったニシン漁に代表される漁港で

ある事!

そんな岩内の歴史を保存し文化を継承する為に、日々奮闘されている一人が柔道家

でもある、元銀行マンの佐々木氏である。

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百でした。