御年68歳に成った今、四人の子供に孫が六人ほど。
(ほど)と云うのは、何ヶ月か後にもう一人、生まれる予定なので(^^ゞ
その中で今年、晴れて小学校に入学した孫から
「じじ、次の次の土曜日、運動会が有るから観に来てね!」と、
(じじ)も張り切って「ハイよ、その日は空けとくよ!」と答えた。
運動会と言えば学芸会と並び小学校の一大行事です。
その日から当日の天候が気になり、ニュースの後の天気予報を
欠かさず見る日が続きました。
運動会前日の予報は、雨!! 見事に的中して、運動会は次の日に延期。
中止の連絡に 孫はかなり落胆し拗ねていたが、その拗ね方は尋常ではなかった。
母親に聞いてみると「徒競走で一等を取ったら、希望のオモチャを買って貰える
約束をパパとしてるみたいよ」との事。
うなずける! 62年前のこと、(じじ)が小学校の一年生の運動会の時にも
「百ちゃん(じじのこと)は、一等を取ったら羊羹を腹いっぱい買ってくれ!!」
と、言ったもんね。
当時そう言った記憶はまったく無かったが、亡くなった母親から生前に聞かされた
事を想いおこしたのだ。
次の日の日曜日、今にも降り出しそうな空模様の中、孫の初運動会は決行され
50メートルと競争で残念ながら四等に終ったが、
夕方用事を済ませて帰宅した(じじ)に、仮面ライダーの変身ベルトを
着けた孫が満足気にポーズをとって見せてくれた。
果たして、62年前の(じじ)も一等は取れなかったはずだが、羊羹は
腹いっぱい食べられたんだろうか?
今となっては、記憶のかなたへ消え去ってしまっている・・・
ももちゃんでした。