交通ルールを守り"春の新生活"

2017年4月21日 14:26

春は、多くの人が期待と不安を胸に新たな生活をスタートさせる大きな節目の季節です。真新しいランドセル姿の新小学1年生を見かけると、思わず「がんばれ!」と応援したくなります。この時期は、新生活にまだ慣れていない人も多く、誰もが気ぜわしくしているため、交通事故の危険性が高くなります。

ハンドルを握るドライバーの皆さんは、普段より時間と気持ちに余裕を持って、安全運転を心がけてください。集団登下校中の児童の列に、車が突っ込み、子どもたちが被害に遭う悲惨な事故が後を絶ちません。学校の周辺を走行する際は、細心の注意を払い、いつでも停止できるよう、やさしい運転をお願いします。

警察庁資料によると、平成28年の全国の交通事故死者数は前年比213人減の3,904人で、昭和24年以来64年ぶりに4千人を下回りました。発生件数は499,232件、負傷者数は617,931人、いずれも12年連続の減少です。それでも、日本のどこかで、1日に約1,364件もの交通事故が起こり、約1,688人がケガをし、約11人が亡くなったことになります。

また、高齢者人口の増加にともない、死者数全体に占める65歳以上の割合も高まっています。平成28年では全体の54.8%にもなっています。一方、単純な操作ミスや逆走など、高齢ドライバーが加害者となる事故が相次いでおり、社会問題となっています。

そうしたなか、平成29年3月12日施行の改正道路交通法では、認知機能検査が強化されるなど、75歳以上に対する免許制度の見直しが行われました。あわせて警察や自治体などでは、運転免許の自主返納の呼びかけに力を入れています。代替の交通手段がないなど、地域によって事情は異なるものの、事故を起こしてからでは手遅れであることをよく考え、早めの決断も必要だといえます。ブログ.png

「保険情報ペーパー WITH YOU」より

交通ルール・マナーを守ってゆとりのある安全運転を心がけましょう!!

事務 松原