自動車と電車・列車事故のニュースは結構ニュース等でよく聞きますね。

先日も愛知県安城市のＪＲ東海道線の踏切で、３月２日午前６時５５分ごろに東海道線西岡崎－安城駅間の踏切で起きました。踏切に進入した車と豊橋発岐阜行き下り普通電車（６両編成）が衝突し、電車は約３４０メートル進んで停車して、先頭車両の前部台車が脱線。電車には乗客約２８０人がおり、体調不良を訴えた３人が病院に運ばれました。東海道線は全面運転再開に約１３時間かかり、約８万７８００人に影響したということ。

　踏切には警報機、遮断機があり正常に作動していて、電車の運転士は「踏切内に車が入ってきて、急ブレーキをかけたが間に合わなかった」と説明している。車は線路脇の電柱にぶつかって炎上。この事故で運転手の方は残念ながらお亡くなりになったそうです( ；∀；)

なぜ事故が起きたのかは様々な要因があるとは思いますが、こういったケースの場合、損害賠償請求はどうなるのでしょうか？

損保ジャパン日本興亜のホームページに、電車を止めた場合の損害賠償の関するページがあります。

【電車を止めた場合、どのくらい賠償額が発生しますか？】

大型貨物自動車が､踏切前で停車していた普通乗用車を認め､衝突を回避するためﾌﾞﾚｰｷを踏んだが間に合わず､踏切内に進入して通過中の列車と衝突した事故（例）があります｡
裁判所は､電車一両分の廃車費用､残り三両分の修理費､として約9,000万､復旧に要した人件費､代行輸送料他として約2,000万､合計で約1億1,000万円を損害として認めました｡
他にも総額で2億円を超える賠償損害の認定例があり万が一に備え十分な補償が必要です｡

※電車の車両の損害は対物賠償からの支払いとなり、電車に乗っている方のケガの補償は、対人賠償からの補償となります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(損保ジャパン日本興亜ホームページより抜粋）

事故の内容にもよりますが、賠償金は数千万～数億円になるケースもあるようです。

任意保険に加入していれば、対人賠償と対物賠償で補償が可能です。(どちらも無制限で付帯しておくと安心ですね）

また運転していた方や搭乗者の怪我や死亡に対する補償は搭乗者傷害や人身傷害で補償されます。

万が一に備え十分な補償を備えておくと良いですね。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　事務　　喜多