保険販売手数料開示

2016年8月23日 09:24

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『個人の資産運用の手段として銀行窓口などで販売される貯蓄性の高い保険について、大手5銀行が10月に、保険会社から受け取る販売手数料を開示することがわかった。
 一部の銀行は週明けにも開示方針を明らかにする見通しだ。販売手数料は一般的に非公表で、金融庁が不透明で割高だとして開示を促していた。
開示するのは三菱東京UFJ銀行と三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行、三井住友信託銀行の5行。
 金融庁によると、外貨建て保険や運用の結果次第で受け取れる保険金の額が変わる変額保険などは、販売手数料が開示されている投資信託に比べ、手数料が割高だ。保険会社が運用に回すお金が減り、契約者に不利になりかねない。
日本銀行のマイナス金利政策で、銀行は貸し出しを増やして利ざやを稼ぐビジネスが難しくなっている。』(読売新聞)

う~ん、金融庁の考えていることはいつもよくわかりませんね。

何をもって割高だといっているのか?

投資信託と比べ割高?

そもそも投信とは商品の質が全く違うでしょう。

比較してみて高い安いの判断ができるわけもない。

だいたい、貯蓄性保険商品の販売手数料はそんなに高いわけないんだけど。

保障性保険商品の方が断然高いはずだが・・・。

それとも銀行さんだけ保険会社から特別に高い手数料率で手数料を受け取っているのだろうか?

それなら、是非とも開示して欲しいものだ。

仮に私たちプロ代理店にも開示を求められることになるのであれば

手数料を開示したところで保険代理業がどれだけのコストが掛かっているのかも知ってもらわないと・・・

人々はそれが適正なのかわからないのではないだろうか。

お客様は単純に保険募集時の労力しか見ていないので・・・

どのような手数料金額を見ても・・・

「けっこうもらってるなぁ~」っとしか思わないのではないかな?

本来、商品がどのように運用され、

どのようなリスクがあり、

どのような形でリターンを望めるのかを理解しているなら・・・

それにどれだけの対価を支払うかは保険会社と契約者の問題であって

販売募集人がどれだけ手数料を受け取っているかなんかは蚊帳の外ではないだろうか?

~専務~