齢80を越えた父がおりますが、足腰が悪く、支えが必要な為、
ここ数年は1人での外出は ままならない状態でした。
先日 知り合いの方から、以前から欲しがっていました
「シニアカー」を不要になったからと譲っていただきました。
皆さんもたまに見かける事があるかと思いますが、
高齢者用の1人乗り電動カ―トです。
これまで危険ではないかと、ずっと乗る事は反対していましたが、
思いの他 乗りこなしており、近所だけでも自分で移動が出来る事で
子供の様にはしゃいでいます。
自転車と同じく軽車両扱いなのだと思っていたのですが、
調べますと 道路交通法では「シニアカー」は「歩行者」の扱いとなり
歩道を走る事を義務付けられています。
低速しか出ない乗り物とはいえ、最高時速は6キロ。
速足で歩くより少し早い速度まで出ます。
狭い歩道を歩行者と同じく通行する事になる為、衝突事故なども多い様です。
個人賠償責任保険を使用する事が起こらない様、「のろのろ運転で良いから。」
「歩行者には充分注意して。」「方向を変えるときはその都度止まって。」
と 充分 分かっていることを口うるさく言ってしまう毎日です。
とはいえ 歩行困難な高齢者の方には 行動範囲を広げ、
生活を大きく変える便利な乗り物。
見かけた時には、どうか暖かい目で見守っていただけたらと思います。
事務 奥山