転がり落ちる年金制度

2014年5月12日 10:24

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<田村厚労相>基礎年金受給開始「75歳繰り下げも」検討

 田村憲久厚生労働相は11日のNHKの番組で、基礎年金の受給開始時期について、個人の選択で70歳まで繰り下げられる今の制度を75歳程度まで延ばせるか検討する考えを示した。「75歳まで広げる案が与党から出されていて、一つの提案だ」と述べた。

毎日新聞 5月11日(日)19時36分配信

 

 

単純に言うと、年金の受取を遅らせてくれれば、もらえる額が増えるよ・・・

という甘い囁きなんですかね?

昨年の日本人男性の平均寿命が79.59歳。

75歳から年金を受け取るとなると・・・

約5年間。

収入や境遇によってかなり変わってきますし

計算手順も若干、人によっては変わってきますが・・・

一人のサラリーマンが生涯支払う年金保険料が・・・

私の計算上は・・・

約3200万円

となると・・・

75歳から年金を受け取ることになり支払った保険料の元を取るためには

月々、約53万円を受け取れなければなりません。

実際はそんなには受け取れないでしょう。

さらに75歳を過ぎて早めに亡くなってしまう事があるとすれば・・・

何千万円も国に寄付することになります。

 

毎年毎年、年金保険料は値上げされ・・・

受給金額は減額され・・・

ちょこちょこちょこちょこ微妙に制度を変更し・・・

もしかすると、年金保険料としてお金を支払うのではなく

税金を支払うとうい感覚で支払いをする方が納得感があるのかもしれない。

 

 

専務 吉村